眼瞼の手術後の転院(犬)

犬種

雑種小型犬

 

年齢

不詳

 

主訴

まぶたの出来物をとってもらったが、手術痕が汚いので相談したい。

 

診断

縫合面の不整

 

相談結果

再手術指示

犬の眼瞼手術後のトラブル(セカンドオピニオン)
眼瞼の手術後

写真左(転院。眼瞼面の不整が目立ちます) 写真右(自分の手術、縫合面凹みなし)   

解説

転院症例は確かに眼瞼縫合面の不整が目立ちます(写真上、写真左)。写真右(私の手術)と比較すると一目瞭然です。

 

原因

不整が生じる要因は様々なのですが、一番は縫合です。単純に切開面と切開面を綺麗につなぎ合わせるだけなのですが、針を入れる位置や角度、今度は針を抜く位置や角度などを調節して、切開面に無駄な力がかからないよう自然に仕上げるにはコツがあります。


再手術をしなかった場合の問題点

まずは、①コスメティックの問題です。「はい、汚いんです」。状況によっては目脂がたまるかもしれません。

次は②機能上の問題です。これはなかなか実感がわかないかもしれません。例えは、目には涙腺があって涙が出てきます。その涙は眼瞼、眼球表面を伝わって内眼角になる涙点から鼻、口に抜けていきます。涙の通り道の眼瞼が凸凹になれば涙が目から溢れ出してしまいます。溢れだした涙を栄養源として皮膚にいる雑菌が増殖します。その結果、細菌性皮膚炎を起こしてしまうことが考えられます。痒みがでます。また眼瞼からは目を守るための睫毛が外に向かって生えています。しかし眼瞼が凸凹になってしまうと、睫毛が角膜に向かって生え傷をつけてしまう事が考えられます。まだまだ考えられますが、切った後は元の通りに戻しましょう。


手術を迷っている方

セカンドオピニオンをお受けしております。