猫の好酸球性角膜炎

猫の好酸球性角膜炎とは、角膜の炎症細胞浸潤と表層性血管新生を特徴とする病気で、猫の増殖性肉芽腫性角膜炎、好酸球性増殖性角結膜炎とも呼ばれる猫の病気です。原因は不明。しかし免疫抑制によって改善する事から体内の免疫系が関わっている事が示唆されています。

解説

写真左は初診時、治療前。特徴的な角膜病変がみられます。病変部位からサンプルを採取し検査したところ典型的な所見が得られた為、好酸球性角膜炎と診断。免疫系異常によって発症する事が多いため、それを抑制する系統の薬での治療となります。一般的には点眼液による治療から始まりますが、症状を改善させようと強い免疫抑制剤を使うと、猫には常在とも言われるヘルペスウィルスを活性化(再燃)させてしまい、他の症状が出てきてしまいます。この子は目薬の調節をしながら治療開始し、角膜病変は消失。日常的には全く問題にならないレベルにまで改善しました(写真右)。今後は再発防止をしつつ、適時適所的治療を行っていきます。


薬の使い方に注意が必要です。