犬の角膜潰瘍(結膜フラップ)

角膜潰瘍とは、0.5-0.7mmの角膜に傷がついた状態を言います。傷の深さに応じて治療方法が異なります。浅い傷の場合には点眼治療のみで治癒し透明に戻りますが、深くなるに従い手術が必要になってきます。

写真左は、1ヶ月近く点眼治療を受けているが完治しない子で、1日6-8回も点眼はできないし、カラーもストレスになってきている、帰宅して目を観るのが怖い、何とかして欲しいと言う事で紹介(手術)されました。写真左中央、外傷部位を結膜で覆い、治癒を促す手術、結膜フラップ術を行って3週間後です。目の赤さは消退傾向、角膜の透明性も回復してきています。写真右中央は、手術後2か月、余分な結膜を切除した状態です。太い血管は残っていますが、角膜は透明に戻り、結膜切除によって視界も広がりました。残ったピンクの粘膜は時間とともに小さくなっていきます。写真右、結膜切除後1年3ヶ月後です。結膜片は消退し続けています。診察時に「綺麗に治って手術して良かった」とありがたいお言葉を頂きました。

目薬で改善しない時は、手術を検討しましょう。