犬の難治性角膜潰瘍(格子状切開)

角膜潰瘍の一つに、難治性角膜潰瘍があります。通常の潰瘍が凹むのに対して、難治性の場合は捲れてきます。簡単に言いますと、角膜の表面(上皮)が一皮剥ける痛みを伴う病気です。早く綺麗に治すためには外科処置が必要となります。従来の処置ですと2週間で80%の子が治癒します。以下、従来の方法(綿棒によるデブリードマン+針による格子状切開)をご紹介いたします。

写真左、右目が難治性角膜潰瘍と診断されました。

写真左中央、全身麻酔下で剥離した角膜上皮を取り除いています(前処置)。

写真右中央、針を用いて格子状に角膜を切開します(本処置)。

写真右、切開の深さ、範囲、数などをスリットランプを用いて確認します。

再診は2週間後、治癒率は80%です。

 

※おとなしい子であれば点眼麻酔でも行えます。


1週間で改善しない角膜潰瘍は、治療方針の見直しが必要です。