犬のドライアイ(乾性角結膜炎)

犬のドライアイ(乾性角結膜炎)
犬のドライアイ(乾性角結膜炎)

犬のドライアイをご存知でしょうか?

「え、犬にもあるの?」という声が聞こえてきそうです。

「はい、犬にもあるのです。」

 

「犬も瞬きすると、痛むんですか?」

「はい、痛んでいるはずですが無症状なのです」

「それでは、どうやって見つけるのですか?」

「はい、それについて解説していきます。」

 

 

 

犬のドライアイ(乾性角結膜炎、KCS)は涙の量に応じた分類(軽度、中度、重度)がございます。

1分当たりの涙液量で区分されます。人でいう所の涙液減少型ドライアイです。

  • 軽度は10-15 mm/min
  • 中度は5-10 mm/min
  • 重度は0-5 mm/min

症状は

  • 軽度の段階では無症状でして肉眼での発見は困難です。
  • 中度は結膜炎症状や目脂が出てきます。
  • 重度は羞明、目脂、乾燥症状が目立ってきます。

写真の子の左目は重度の乾性角結膜炎でして、残念ながらこの段階まで行ってしまうと治療は難しくなります。

眼科に力をいれている動物病院では治療に対する反応の良い中度での発見を目指して診察を行っております。

実は、この中度では眼球表面は潤っておりまして、全くドライではないのです。誰もが「え?潤っているのにドライアイの検査するのですか?この先生、正気なのだろうか?........」と思われることがありますが、この潤っている状態(早期~中期)で診断を下せるかが獣医師の腕の見せどころなのです。その方法は首都圏、中部、関西のセミナー等で普及させておりますので勉強されている動物病院様(獣医師)であれば習得しています。ジュニア(研修医)の頃からしっかり受講されている先生方で、この中度のドライアイを見つけ出せるようになっているのをみると、とても嬉しく思います。以前は重度(0 mm/min)の状態で紹介され、専門の先生だから治せるでしょ?と言われたものです。

 

 

☆犬のドライアイ(乾性角結膜炎)は中度で診断を下せれば治療によく反応します。

 

*注意:乾性角結膜炎には様々な原因がございます。その原因により治療成績は変わります。詳細は獣医師にご相談ください。

 

 

続く

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